ベルギー・パビリオン
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ベルギー・パビリオン
「いのちを救う」ゾーンに位置するベルギー・パビリオンへぜひお越しください。
建築を手がけたのは、シャルルロワ出身の建築家シリル・ルソー氏(Carré 7社)です。
この魅力的なプロジェクトは、水をテーマに据えており、水が命の象徴であると同時に、未来の都市づくりにおいて極めて重要な要素であることを示しています。
テーマ
2025年大阪・関西万博のテーマは、「いのち輝く未来社会のデザイン」です。
このテーマは、次の3つのサブテーマに展開されています。
「いのちを救う」「いのちを輝かせる」「いのちをつなぐ」です。
ベルギーはこの中から「いのちを救う」を選びました。
このテーマのもとで、ベルギーは以下のような分野における強みを紹介します。
革新的な企業、研究開発への積極的な投資、医療、バイオテクノロジー、製薬、廃棄物の処理・リサイクル、公衆衛生、そして労働・社会環境の向上などです。
そして、「水」は、命の象徴であり、持続可能な未来を築くうえでの重要な資源として、このテーマを表す中心的なシンボルとして選ばれました。
建築 ― 水の流れに導かれて
ベルギー・パビリオンは、「ブルーゴールド(水)」への賛歌として、水の三態(固体、液体、気体)を象徴的で没入感のある、そして詩的な建築によって表現しています。
固体の状態は「アイスボックス」と呼ばれる彫刻的で閉じた構造物で示されています。虹色に輝く外装が氷の結晶のように光を取り込み、幻想的な雰囲気を演出しています。
液体の状態は、半透明で流れるようなランプ(スロープ)として表現されています。振動する素材によって、水の流れが想起されるような動きが感じられます。
周囲には水鏡が広がり、来場者は水面に沿って歩くような体験ができるようになっています。
高台へと進むと、空へ向かうひとときが訪れます。
ベルギーの10州とアトミウムを象徴する10個の白い「雲」が、パビリオンの上空に浮かんでいます。
スロープの終点では、来場者は霧に包まれた屋上に到着し、実際に水蒸気の中を歩くような、感覚的で爽快な体験を味わうことができます。
この建築の中心には心臓が鼓動しています。
それは、自然、生命、人間性という本質的な存在との再接続を促す空間です。
象徴的で心を癒す通路であり、「世界の再生は人間の再生から始まる」というメッセージが込められています。
ベルギー・パビリオンの成功に貢献した企業
2025年の大阪・関西万博におけるベルギー・パビリオンの建設には、以下の重要なパートナーが参加しています。
- カレ7(ラ・ルヴィエール)は、パビリオンの建築デザインを担当しています。
- Pirnay et Poly-tech(シャルルロワ)は、構造工学および暖房・衛生設備・HVACなどの特殊技術を担当しています。
- ビヨンド・リミッツ(日本)は、プロジェクト全体のマネジメントを担当しています。
- アルター(ブリュッセル)は、ランドスケープ・アーキテクトを務めています。
- A-tech(ブリュッセル)は、音響調査を担当しています。
- 日本ハウジング(日本)は、パビリオンのメンテナンスを担当しています。
- ワンデザインソリューションズ(日本)は、日本のゼネコンとして建設監督を担っています。
- JMAアーキテクツ(日本)は、計画許可の取得のため、パビリオンを日本の基準に適合させています。
このプロジェクトは、シャルルロワの新しいサッカースタジアムを設計したカレ7にとって初めての大規模プロジェクトではありませんが、この若くダイナミックなチームにとって、ベルギーを代表する絶好の機会と考えられています。
ワロンの下請け業者およびスポンサー
- Wanty社(バンシュ)と
Dherte社(ナミュール)は、
万博終了後のパビリオンの解体および引き渡しを担当しています。 - Lexar Technics(マネージ)は、照明を担当しています。
- Buzon(エルスタール)は、テラス用の支持台を提供しています。
- Carrière du Hainaut / Pierre Bleue Belge(ソワニ)は、屋外床材を供給しています。
- Rom(オイペン)は、調度品を提供しています。
没入型プロジェクション体験 ―「金継ぎ」の芸術<
ベルギー・パビリオンは、「Human Regeneration(人間再生)」をテーマに、人間の回復、改善、延命の技術を探求しています。
病気を予防し、身体を修復し、可能性の限界を押し広げる、未来のテクノロジーの核心に迫る没入型の体験です。
バイオテクノロジー、医学研究、製薬分野における最先端のイノベーションを通じて、ベルギーは世界の健康における重要なプレーヤーとしての地位を確立しつつあります。
壊れた器を金で修復し、美しさを見出す日本の伝統技術「金継ぎ」にインスパイアされた空間構成は、変容の美しさ、傷から生まれる強さ、そして命をよみがえらせる科学の力を称えています。
それぞれの地域が、その専門性を通じて貢献しています:
- ワロン地域およびワロン・ブリュッセル連盟は、健康分野に応用される人工知能、特にデジタルツインに重点を置いています。
- 連邦政府は、ベルギーのワクチン開発における卓越性を紹介しています。
- ブリュッセル地域は、医療用ロボティクスやAIの進歩、特にスマート人工関節や次世代の義肢を紹介しています。
- フランデレン地域は、誕生から終末期まで、人生のすべての段階における医療イノベーションを展開しています。
このパビリオンは、ベルギーの姿を象徴しています。
先見性があり、人間的で、科学が人を癒し、支え、そして昇華させる未来を見据えています。
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ベルベルを紹介する!
ベルベルは、2025年大阪・関西万博のベルギー・パビリオンを象徴するマスコットです。
まるで科学とイノベーションの世界から生まれたような、不思議で生き生きとした存在です。
生命の基本単位である細胞のように、ベルベルは「成長」「つながり」「変化」を体現しています。
愛らしい姿と元気な性格で、来場者をパビリオンの冒険へと誘い、「Human Regeneration(人間再生)」という物語の世界にいざないます。
ベルベルは、単なるマスコットではありません。
科学と人間性を結びつけ、より良い未来をともに築くというベルギーのビジョンを象徴する、生きたシンボルです。
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Jean-Paul Lespagnard
ファッション、デザイン、パフォーマンス、そして生活芸術の境界を揺るがす、革新的なデザイナーであり、創造の旅を続けるジャン=ポール・レスパニャール氏は、文化をつなぐ普遍的なビジョンに突き動かされています。
遊牧民のようなインスピレーションを持つこのベルギーの才能は、ラテンアメリカからアジア、そしてヨーロッパに至るまで、世界中の工芸品や人々との出会いを取り入れています。
彼のひとつひとつのクリエーションは、国境を越えて、無限のイマジネーションを探求する旅への招待となっています。
2025年大阪・関西万博では、ベルギー・パビリオンのホストチームの公式衣装をデザインし、スタイル、アイデンティティ、革新性を融合させています。
ワロン・ブリュッセル・ウィークでは、感動と大胆さが交差する、特別で官能的な空間演出を披露します。
ぜひ、ジャン=ポール・レスパニャール氏の世界に足を踏み入れてみてください。